ABA(Applied Behavior Analysis 応用行動分析学)を自宅で実践した記録です。
息子のユウが4才のときに【自閉症スペクトラム】と診断され、そこからABAの療育が始まりました。
いろんな方法を試しながら息子に合ったトレーニングを模索する毎日です。得意なことはどんどん伸ばしていきたいし、苦手なことはしっかりサポートしていきたい。こだわりの強い息子と過ごす日常やトレーニング内容を書いていきます。
以前、『安心を得るためにくり返し質問する子どもの対応』という記事を書きました。
私が息子にとった対応の話だったんですが、今回は園での生活で先生たちが息子にどう対応してくれてるのかを書いていきます。
こども園でも息子は同じ質問を先生にくり返します。だけど、私とのやりとりとはちょっと違うんだよね。
先生とのやりとりではものすごく不安な表情を見せながら質問をしてくるそうです。
例えば、先生が「となりの部屋で絵を描くからクレヨンだして。」とみんなに伝えます。だけど息子はその内容をすぐに理解することができなかったみたい。みんなの動きを見ながら用意をはじめてたそうです。
けっきょくクレヨンがいるのは分かったけど、どこに行けばいいのか分からなくなったんだって。
こども園は集団行動なので先生がみんなに分かりやすく説明してくれたとしても、息子にはその内容を理解することが難しかったようです。不安だから何度も先生に訊いて確認したり、同じ質問をくり返してたんだね。
『先生の指示を聞いても理解しにくいこと』そして『みんなの動きを見ながら用意すること』、これらがとても気になったので医師に相談しました。
息子は耳で聴くよりも目で見た情報のほうが理解しやすい『視覚優位タイプ』なんだそうです。
視覚優位タイプには『言語認識』と『イメージ認識』の二種類あって、息子はイメージ認識しやすい視覚優位タイプだということが分かりました。
【園がとってくれた対策】
①丁寧かつ端的に話す。
②活動内容や物を見せて視覚から補うようにする。
③集団の流れの説明のときはそばにつき、分かりづらさがないか確認しながら個別で伝える。
もう先生たちには頭が下がります。本当に感謝しかありません。
今後の様子を見ながらまた色々と方法を考えていきたいと思います。先生がた、これからもよろしくお願いします。
年少 一月