ABA 小学2年 算数の文章問題【●●は○○より多い、少ない】たし算?ひき算?この方法でスムーズに解けるようになった!

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春休み中は算数の文章問題を中心に勉強しました。今までやってきたプリントで当時ややこしかった問題や計算ミス、分からなかった問題を片っぱしから拾いだして復習していったんです。

あのときできなかった問題が今は解けるのか、それとも苦手なままなのかを確認するためだったけど、やっぱり文章問題が苦手な息子。どうすれば分かりやすく教えることができるのか、日々頭を悩ませています。

だけど苦手な文章題で、本人が理解して解けるようになったものがありました。学校でも家でも苦戦した文章題でしたが、かなり手ごたえがあったので記録していきます。

息子の苦手な文章題。

『●●は○○より多い、少ない』
『●●は○○より高い、安い』
『●●は○○より大きい、小さい』

こういった問題は本当に解けませんでした。学校でも先生に特訓してもらったり、家でも同じような問題を何度もくり返したけど、どうもイマイチ理解できないようす。

もしかしたら言葉の意味自体を分かってない?つまりは国語力の問題?

とりあえずヌイグルミやカラーマグネットを使って言葉の意味を理解してるかどうか確かめてみることにしました。

検証1『どっちが大きい?どっちが小さい?』

大きめのクマと小さいコアラのヌイグルミをとなりに並べました。

それらのヌイグルミを指さしながら質問していきます。

母「クマのほうがコアラより?」、息子「大きい!」
母「コアラのほうがクマより?」、息子「小さい!」

今度はクマのぬいぐるみを持ちます。
母「クマのほうが・・・から言ってみて。」、息子「クマのほうがコアラより大きい!」

コアラのぬいぐるみに持ちかえます。
母「コアラのほうが・・・から言って。」、息子「コアラのほうがクマよりも小さい!」

ランダムに何回か訊いてみたけど分かってる。

【検証2】『どちらが多い?どちらが少ない?』

カラーマグネットの水色7個とピンク3個を横に並べました。

●●●●●●● ○○○ ←こんな感じ。

母「水色のほうがピンクより?」、息子「多い!」
母「ピンクのほうが水色より?」、息子「少ない!」

答えるのが早いし正確。うん、できてるね。

そのあともランダムに質問したり、マグネットの数を増やしたり減らしたりしてみました。ちゃんと分かってます。

文章題になった途端、さっきまでの理解力はどこへ!?

さっき検証したマグネットを文章題にしてみました。

[例]水色のマグネットが7個あります。ピンクは水色より3個少ないそうです。ピンクは何個ですか?

いつもイラストや横の棒グラフみたいなのを描いていますが、いまいち分かりにくいみたい。

何を訊かれているのかも分かってないし、文章問題と照らし合わせて実物を使ったほうが理解しやすいかも?

●●●●●●●
○○○○

ということで上のようにマグネットを並べてみました。

そしたら『ピンクは水色より3個少ない』『4-3=1』という計算式にした息子。

文章を上手く読み取れず、ピンクのマグネット4個から3個をひきました。

水色は完全に無視、というか存在自体を忘れられてる感じ。正解の式や答えの出しかたを伝えても首をかしげています。

文章問題+マグネットは目からの情報がありすぎて混乱したのかな?物があったほうが分かりやすいと思ったんだけど・・・。今回の文章題では逆効果でした。

表を描いてみることにした

今度は表を描いてみます。さっきの答えを覚えてるかもしれないので全く違う文章題にしました。むしろこっちのほうが難しい(笑)。

[例1]黒が21個あります。白は黒より30個多いそうです。黒は何個ですか?

①まずは『白は黒より30個多いそうです。』の主語『白は』と述語『多いそうです。』に線をひきます。

②次に簡単な表を描きます。大き目の長方形に真ん中から横線と縦線をひいて4つのマスを作ります。

左上『白』左下『多い』、右上『黒』右下『少ない』と記入。

少ないのはひき算、多いのは足し算で計算すると教えました。

③何を訊かれているのか確認したら『黒は何個ですか。』の文章の下に波線をひいて表を見ます。

「黒のことを訊かれてるね。黒は少ないんだね。だからひき算だね。」となります。

かなり分かりやすかったみたいで息子は「ほぉ~」と納得したような顔。これはいけるかも!!

[例2]黒が42こあります。白は黒より21こ少ないそうです。黒は何個ですか。

①『白は黒より21個少ないそうです。』の主語『白は』と述語『少ないそうです。』に線をひきます。

②表の左上に『白』左下『少ない』、右上に『黒』右下に『多い』と記入。

③訊かれている『黒は何個ですか。』の文章に波線をひいてから表を見ます。

「黒のことを訊いてるね。黒は多いんだね。だからたし算だね。」となります。

[例3]黒が100個あります。黒は白より29個多いそうです。白は何個ですか。

①『黒は白より29個多いそうです。』の主語『黒』と述語『多いそうです。』に線をひきます。

②表の左上に『黒』左下に『多い』、右上に『白』右下に『少ない』と記入。

③訊かれている『白は何個ですか。』の文章に波線を引いてから表を見ます。

「白のことを訊いてるね。白は少ないんだね。だからひき算だね。」となります。

『多い→たし算』『少ない→ひき算』という風にルール化したので、息子の中でストンと腑に落ちて理解できたような感じ。

でもこの方法、あまりにも短絡的すぎやしないかな?

この教えかたをしても本当に大丈夫なのかと心配になったので担任の先生や補佐の先生に訊いてみました。問題なしだそうです。よっしゃ!!息子に合ったやり方を見つけたぞー!!

はじめは自分で表を描こうともしないし線を引こうともしないのでよく間違えてたんです。

表を描かないからどっちが多いか分からない。
線を引かないから訊かれてることが分からない。

でもそれをやることによって問題が解けるようになると、自分から進んで表を描くようになったし線を引くクセがつきました。

だからといって正解率100%じゃないですよ。一歩ずつ確実に解けるようになったんです。

[例]チョコはクッキーより21円高いそうです。チョコは80円です。クッキーは何円ですか。

主語の『チョコ』と述語の『高いそうです。』の線はバッチリ。そう!チョコのほうが高いよね。ここまではカンペキです。

そして文章を最後まで読まずに計算してしまうのよね~。

「訊かれてるのはクッキーだよ~。最後までしっかり読んで~、波線を引いて~。」を何度も何度も伝えてくり返して今に至ります。結局、波線はほとんど引かなかったけど出来るようになりました(笑)。

この方法で勉強して三週間・・・

[例]一年生は219人います。二年生は一年生より45人多いそうです。二年生は何人ですか。

「これをすると分かりやすいんだよね。」と主語と述語に線をひいて問題を解く息子。
もう表を描かなくてもサクサク出来るし、なぜその式になるのかを説明してくれるようになりました。

今回の文章題が完璧にできるようになるまで約三週間かかったけど、達成感が半端ない!!

他にも解けるようになった文章題があるので、またおいおい記録していこうと思います。

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