ABA 家庭療育 年中 右と左がわからない!右の感覚をやしなう右集中トレーニング

3 min 1,042 views
mayup

mayup

FOLLOW

ABA(Applied Behavior Analysis 応用行動分析学)を自宅で実践した記録です。息子のユウが4才のときに【自閉症スペクトラム】と診断され、そこからABAの療育が始まりました。息子が得意なことはどんどん伸ばしていきたいし、苦手なことはしっかりサポートしていきたい。いろんな方法を試行錯誤しながら息子に合ったトレーニングを模索中。何気ない息子との日常やトレーニング内容を記録していきたいと思います。

年少のときにやっていたトレーニングです。
↓↓↓
右と左が分からない!きき手を意識することからはじめてみた

右手と左手、右足と左足の区別が大方つくようになってきました。まだカンペキじゃないけど次のステップに進んでいきます。


カニのマネをする

両手をチョキにして横歩きするトレーニングです。

部屋の真ん中で向かい合わせに立ったら、息子の立ち位置に目印をつけてトレーニング開始。
うちはガムテープを床に貼り付けました。

①両手をチョキにして「みぎ~」と言いながら右に横歩き。これを息子と一緒にやります。鏡状態だから右と左をしょっちゅう間違えそうになる(苦笑)。そして意外と横歩きって難しかったです。

②「目印までもどるよ~。」と指示して二人で競争しながら戻ります。

③右が定着したら三回に一度は左を取り入れてみましょう。

右が定着するまでは右だけを何度も何度もくり返しました。

横歩きだけだと飽きるので、ジャンプしながらだったり、しゃがんだ状態で横歩きしたり・・・(これはけっこうキツかった~)。横走りするのも面白いですよ。

このトレーニングは屋外でもOK。公園は広いから体力がいるけどけっこう楽しめます。

顔を左右にむける練習

道を渡るときの安全確認「右みて~、左みて~、右みて~。」をできるようになってほしい!!

①立った状態で息子と向かい合わせになります。

②「右みて~。」と顔だけを右に向けます。(鏡状態なので私は左を向いてる。)

顔だけ右に向けるのは難しいみたいで、どうしても体ごと向いてしまうね。でも右を向いてるなら体ごとでもOK。

③右が定着したら「右みて~、左みて~、右みて~。」を練習する。

こども園で年に何回か交通指導があるので、なじみがあるのか取り組んでもらいやすかったです。だけど個々に教えてくれるわけではないから出来ることはやっとかないとね。

実際トレーニングする前は右と左が分かっていなくて「みぎ~。」と言いながら左に顔を向けていました。

右に人形(ぬいぐるみ)を置く

今回は息子の大好きなしまじろうとアンパンマンのぬいぐるみを用意しました。

まずは、息子の右手に赤ペンで目印をつけます。

向かい合わせに座ったら息子の右がわにしまじろうをチョンと置きます。
ママ「ユウ(息子)の右にはしまじろうがいるね。」と伝えたら質問開始。

①ママ「しまじろうはユウ(息子)のどこにいる?」
最初は質問の意味がよく分かっていないようでした。小声で答えを教えて右手をタッチ。目印を確認して右を意識させます。

②一旦しまじろうを回収(私の背中にいったん隠す感じ)。そして、さっきと同じ場所に置いて同じ質問をします。

しまじろうを連続で右3回、左1回。そのあとアンパンマンを連続で3回、左1回。

正解ならめちゃくちゃ褒める。間違ったり答えに詰まるようなら小声で答えを教えて、右を徹底的にやります。連続で右3回とは書いたけど、なんならもっと回数を増やしてもOK。

とにかく右、右、右。なにはともあれとにかく右です!!

アンパンマンにでてくる他のキャラクターも好きなので(特にコキンちゃんやドキンちゃん)、人形を入れ替えながら練習していきました。

ママが左右に立つ

息子の右手に赤ペンで目印をつけます。私が息子の右がわに立ったら質問開始です。

①ママ「ママはユウのどこにいる?」と質問してから右手をタッチ。
正解したらおもいっきり褒めて、間違ったり答えに詰まるようなら小声で答えを教えます。

②息子の左がわに行くふりをして右がわに戻る。
右が定着するまで何度も何度もくり返します。いったりきたりで大変だけど、いい運動になりますよ(笑)。

③パパ(第三者)に参加してもらう。

いつもママとのトレーニングなので、違う人になると(パパとはいえ)混乱するかもと思ってたけど大丈夫でした。だけど、質問するのはママです。

おわりに

いつのまにか、運動会やお遊戯会の振り付け、並ぶ順にとまどうことが少なくなりました。

まだ前や後ろ、上や下は教えていません。だけど園で生活してるおかげか、だいたい分かっている感じはします。やっぱり左右が難しいんだよね。

あと、先生たちが配慮してくれたってのもあります。運動会にしろお遊戯会にしろ、種目によっての並びかたをコロコロ変えないでいてくれたんです。息子が混乱しないようにパターンを決めてくれていたのが本当に有り難かった!!

でも本当に左右って難しいうえに、毎日しっかり意識しないと簡単に忘れるんだよね。
他に教えなくちゃいけないことが山ほどあるんだけど、左右のトレーニングはまだまだ続いていくんです・・・。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です