ABA 家庭療育 年少 着脱をスムーズにするバランストレーニング

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ABA(Applied Behavior Analysis 応用行動分析学)を自宅で実践した記録です。
息子のユウが4才のときに【自閉症スペクトラム】と診断され、そこからABAの療育が始まりました。
いろんな方法を試しながら息子に合ったトレーニングを模索する毎日です。得意なことはどんどん伸ばしていきたいし、苦手なことはしっかりサポートしていきたい。こだわりの強い息子と過ごす日常やトレーニング内容を書いていきます。

息子は自分で服を着ることができるけど(ボタンやファスナーのないシンプルなもの)、それを脱ぐことがとても苦手です。
服を脱ごうとめくりあげたのはいいけど、バンザイ状態のまま脱げずにいつもモゴモゴとまごつくんだよね。
ズボンは座った状態からお尻をあげて履いてます。でも、やっぱり脱ぐのが難しい。自分で脱ごうと頑張ってはいるんだけどね。ズボンを太ももまで下げて(膝までは下がらない)、つかまり立ちをしながら足のうらを使ってズボンを脱ぎます。それはそれで自分なりに考えて工夫してるからアッパレなんやけど(笑)。

腕が短いから上手く服を引っ張りあげられないのか?
もっと体が縦に伸びれば服も脱ぎやすくなるんじゃないか?
体がやわらかくなればズボンが脱ぎやすくなるんじゃないか?

服を着たり脱いだりってけっこう難しいし、バランス感覚もいる。自分の手足がどんなふうに動いているか、息子の知ってもらうのも必要だよね。

【ステップ1】
息子と向かい合わせに立って「ママの真似をしてね」と伝えます。

「ばぁっ!」と言いながら軽くジャンプして、両手両足を大きく広げます。
「ピタッ!」と言いながら軽くジャンプして、両手は横におろしてしっかり足を閉じます。これを交互に3回繰り返す。

【ステップ2】
足を閉じた状態で両腕をグーッとを真上に伸ばします。
「伸びて~」と言いながら両てのひらを合わせ、今度は「ちぢんで~」と言いながらそのまましっかりしゃがんでいきます。この流れを3回繰り返す。

【ステップ3】
足を少し開き、両腕を真上に伸ばして両てのひらを合わせます。
背伸びをして「伸びるよ~」と言いながらグーッと真上に体を伸ばしていきます。次は「ちぢむよ~」と言いながらゆっくりしゃがんでいきます。この流れを3回繰り返す。

【ステップ4】
前屈と屈伸をそれぞれ3回ずつ。これは園でもやってるみたい。

【ステップ5】
[ステップ1~4]の動きを(鏡、もしくは窓)を見ながらやっていきます。自分がどんな動きをしているのか、息子自身の目で見て確認してもらうためです。
我が家には等身大の鏡はあるけど、手足を伸ばすと全体が映らないんだよね。そこでリビングにある窓を利用することにしました。これなら全身が映るし、息子と隣り合わせになればお互いの動きを見ることができます。
だから[ステップ5]は、夜にすることが多かったです。外が真っ暗なので、窓に映る自分たちの姿がよく見えるんだよね。きっと外からは丸見えだろうけど、あまり気にしませんでした(笑)。

日常生活で必ずしていたことは、息子が服を脱ぐときの声かけです。
シャツを脱ぐときは「伸びて~」。声をかけられると意識するのか体をしっかり伸ばします。
ズボンを脱ぐときは(手をかけて太ももまで下ろしたら)「ちぢんで~、すわる」と声をかけます。そしたらその場に座って一生懸命ズボンを脱ごうと頑張ってました。
衣服の着脱って毎日のことだからしっかり練習しないとね。この声かけも息子にとってはいいトレーニングになったのかもしれません。

ある日突然、自分でシャツが脱げるようになった息子。本当に突然です!!私が思っていたよりもうんと早くできるようになっていたのでビックリ!!
ズボンを脱ぐのはまだまだ難しいみたいだけど、壁に寄りかかりながらやると上手く脱げます。
はじめは足がふらついたり体を上手く伸ばせなかったり・・・。だけど、やってるうちに少しずつ慣れていきました。

一緒に頑張ってくれてありがとう。心から息子に感謝です。

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