ABA 家庭療育 小学二年『自分がされたらどう思う?』にはロールプレイが効果的

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ABA(Applied Behavior Analysis 応用行動分析学)を自宅で実践した記録です。
息子のユウが4才のときに【自閉症スペクトラム】と診断され、そこからABAの療育が始まりました。
いろんな方法を試しながら息子に合ったトレーニングを模索する毎日です。得意なことはどんどん伸ばしていきたいし、苦手なことはしっかりサポートしていきたい。こだわりの強い息子と過ごす日常やトレーニング内容を書いていきます。

息子が通う学校の支援級には担任の先生と補佐の先生、そして3人の生徒がいます。5年生が一人、2年生が二人(ユウを含む)。席順は横並びで、息子(2年)・Rくん(5年)・Sくん(2年)で座っています。三人しかいない学級ですが、それでもそれなりに色々あるようで・・・。

最近Rくん(5年)に対して息子の問題行動がありました。先生が息子とRくんの席の間にいる状態で、それぞれの学年の算数を教えているときです。先に問題を解いたRくんに対抗して「僕だって出来るよ、ほら」とガンガン先生に自分をアピール。学年が違うんだから問題の中身も違うんだけどね。
さらに「Rくんが嫌い」とか「僕、Sくん(2年)と遊ぶからRくん(5年)とは遊ばない」などを言ったそうです。嫌いな相手を無理に好きになれとは思いません。でも嫌なことを言われたらいったいどんな気持ちになるのか、身をもって息子に理解してもらう必要があります。

だけど『自分がされたらどう思う?』なんて、自分がその状況になってみないと分からないよね。訊いたとしても、私が期待するような返事は返ってこないかもしれない。だからロールプレイを試してみることにしました。

[準備するもの]・・・ぬいぐるみ(4つ)。
息子が名前をつけて大切にしているヌイグルミたちに協力してもらいました。生徒役はパンダ・イヌ・コアラ、先生役はクマです。どのヌイグルミが誰の役になってるのか、息子は知りません。

【ロールプレイ1】
私が息子に「今は授業中です。パンダくんとイヌくんが勉強してるよ。」と説明してから始めます。

イヌ    『やった!この問題できた!』
パンダ   『僕だって出来るよ、ほらほら先生、見て見て!』
クマ(先生)『うん、そうだね。パンダくんもイヌくんもよくできたね。』
パンダ   『ぼくのほうがすごいよ、ほら!!』
イヌ    『・・・。』

ロールプレイを見た息子が「これ、良くないよね。」と言います。どうしてそう思ったのか訊いてみると「だってイヌくん、すごく頑張ってるじゃん。パンダくん、あんなふうに言っちゃだめだよ・・・」と言ってから目を見ひらき「これ、僕のことだ・・・」とつぶやきました。どうやら客観的にみることができたようです。

【ロールプレイ2】
私が息子に「今は休み時間です。パンダくん・イヌくん・コアラくんが教室にいるよ。」と説明します。

パンダ『僕、イヌくんのことが嫌い』、それを見た息子は「かわいそう・・・」とつぶやきます。
パンダ『僕、コアラくんと遊ぶからイヌくんとは遊ばない。』その瞬間ハッとする息子。自分がパンダくんと同じことをしていたということに気が付いたようです。

【ロールプレイ3】
さらに実体験もしてもらいました。イヌくんが息子に向かってこう言います。

イヌ『僕、ユウ(息子)くんのこと嫌い』、『僕、コアラくんと遊ぶから息子(ユウ)くんとは遊ばないんだ。』
それを聞いた息子の目には涙がたまっています。そしてうつむきながら「(Rくんに)謝らなくちゃ」とつぶやきました。

大切にしているヌイグルミを使ったことで、スムーズに客観視することができたように思います。これが愛着もなにもないただの人形だったら、ここまで感情移入できなかったかもしれません。大好きなヌイグルミたちが嫌なことを言ったり言われたりするのを見るのは、とても悲しかったでしょう。

次の日、息子はRくんにしっかり歩みよろうと頑張ってたそうです。仲直りするためにRくんの近くへいったり話しかけたり・・・。なかなかタイミングをつかめなかった息子ですが、4時間目に「Rくん、ごめんね」ときっちり謝ることができたそうです。もしかしたら拒絶されるかも・・・と心配していた私でしたが、息子を許して受け止めてくれたRくんに感謝です。

今回の息子は思ったことをそのまま口にしてしまったり、わざわざ言わなくてもいいことでRくんを傷つけてしまいました。まだ小学二年生。ストレートに言ってしまうのは仕方ないと思う気持ちはあります。だけど言われたほうはたまったもんじゃありません。
今回はロールプレイをすることによって相手の気持ちが分かったり、ものごとを客観的にみることができたので上手くいきました。この方法が息子には合ってたようです。

だけど根本的なことはまだ解決できていません。なぜ息子がRくんに対してそんな行動や発言をするのか・・・。もちろん本人に理由を訊いてみたけど1~10まで上手く説明できないし、私も上手く訊きだすことができませんでした。だけどRくんに対しての不満はあるようです。
Rくんの情報や息子とのやりとりを詳しく把握したいので、担任の先生に面談をお願いすることにしました。

小学二年、5月18日

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