ABA(Applied Behavior Analysis 応用行動分析学)を自宅で実践した記録です。
息子のユウが4才のときに【自閉症スペクトラム】と診断され、そこからABAの療育が始まりました。
いろんな方法を試しながら息子に合ったトレーニングを模索する毎日です。得意なことはどんどん伸ばしていきたいし、苦手なことはしっかりサポートしていきたい。こだわりの強い息子と過ごす日常やトレーニング内容を書いていきます。
最近「今日は休み?」や「今日はこども園に行く日?」なんかをしきりに訊いてくる息子。
あまりに頻繁なので、そのたびに答えるのがちょっと大変になってきました。
息子が曜日をおぼえたら自分で把握できるようになるかな?
曜日を教えるいい機会なので、まずは『月火水木金土日』の暗記からはじめました。
【1】リズムをとって覚える
リズミカルにテンポよく、そして大きな声で「月・火・水・木・金・土・日」と言います。
ふつうのテンションじゃなくて、おもしろおかしくオーバーに。ちょっとおバカになるのがコツです(笑)。
これを息子にマネしてもらうと、ゲラゲラ笑いながらノリノリでやってました。もうこれはトレーニングというより遊びの一環って感じだね。
くるまでの移動中、園のバス待ち、さんぽ、お風呂に入ってるとき・・・などなど。
ちょっと恥ずかしいので外でするときは周囲に人がいないのをみはからってやってました。
完全に「月・火・水・木・金・土・日」を覚えたら次のステップに進みます。
【2】(ママから)曜日を交互に言ってみる
「月・火・水・木・金・土・日」を、息子と交互に言っていきます。
ママ「月」→息子「火」→ママ「水」→息子「木」→ママ「金」→息子「土」→ママ「日」
はじめは答えるのに時間かかったり分からなかったりするけど、そんなときはこっそり小声でヒソヒソ・・・。そしたら「あ、そうか!」と笑顔で答えていました。
分からなくて当たり前だから大丈夫。気長にくり返しながら覚えていこう。
これが定着したら次のステップにレッツゴー!!
【3】(息子から)曜日を交互に言ってみる
「月・火・水・木・金・土・日」を、息子から始めていきます。
息子「月」→ママ「火」→息子「水」→ママ「木」→息子「金」→ママ「土」→息子「日」
合間を見つけては定着するまで何度も何度もくり返しました。
【4】勝負する
わたしか息子、どっちかが間違えるまで「月・火・水・木・金・土・日」を交互に言い続けます。
これはテンションあがるし、ゲーム感覚ですごく楽しかった。
【5】カレンダーを見る習慣をつける
日めくりカレンダー(1枚ずつはがして捨てるタイプじゃなくて、ペロンとめくるやつ)を作りました。
なん月・なん日・なん曜日、ついでに天気。
これを息子の目がつきやすい場所に飾って、毎朝めくってもらう習慣をつけました。
なん月・なん日・なん曜日の「がつ」「にち」「ようび」は、ひらがな。
「月・火・水・木・金・土・日」は漢字で書きました。もちろんルビつきです。
息子はまだ文字が読めないので、これで見て覚えてくれたらいいな~。
平日は黒・土曜日は青・日&祝は赤というふうに色わけして曜日を書きました。
これなら『黒だからこども園に行く日だね。』とか『赤(青)だからこども園はお休みだね。』なんてふうに日めくりしながら息子に説明できます。
天気は「はれ・くもり・あめ」だけ。息子が朝の天気を確認したらカードをめくります。
このときは、くもり自体がイマイチよくわかってなかったかな。
これらのトレーニングを約一年間、毎日やりつづけました。もう曜日の暗記はバッチリです。
そろそろ息子も年長さん。
こども園での当番で「今日は〇月〇日〇曜日、お天気は晴れ。」なんていうのを言ったり聞いたりする機会がどんどん増えてくるハズです。
けっこう根気のいるトレーニングだったけど、年中のうちにやっといて良かった。
曜日を覚えるトレーニングはこれで終わりじゃありません。年長になってもまだまだ続きます。
息子、一緒に頑張ろうね!